スタイルデリ創業時の想いから、
オトナ女性のファッションについて。
ブランドプロデューサー齊藤より
6000文字のメッセージ

  • 04

    セールは行いません

    最初からセール価格で

    プロデューサーの齊藤は2012年、
    STYLE DELIを立ち上げるにあたり、
    セールを一切行わないことを決めて
    ブランドをスタートさせました。

    昔は、夏物のセールはお盆くらいから。冬物のセールは年明けから。くらいが定番でしたが、
    今はその開始がずいぶん早くなり、プロパー(定価、正規販売価格)で買うのがバカらしくなる程です。

    これは、不況を迎えて服が売れなくなり、ライバルブランドがセールを始めたから
    うちも負けじと!的な動きの連鎖でしたり、売上目標数字がいかない為に、
    取り急ぎ的な売上をとる為の手段として蔓延しています。

    でもそれはそれで、楽しい雰囲気になりますし、消費者視点になれば喜ぶ方も多いので、
    悪いことではありません。

    しかし、プロデューサーの齊藤は2012年にSTYLE DELIを立ち上げるにあたり、
    セールを一切行わないことを決めてブランドをスタートさせました。

    齊藤は元々がアパレル業界の出身ではなく、ジュエリー業界の人間で、無類の洋服好きな一消費者でした。
    そしてその頃、いつも感じていたのです。

    「こんなに早くセールをするなら、ややこしいから最初からその価格にして欲しい」
    「セールをしても利益が出る値付けをしているわけか…なんか、買うのバカバカしいな…」
    「セールで安い!わーい!とかなってたけど、最初からその価格で成立するということなんだよね…別に得してないよな… そんなことしてるから、洋服が売れなくなるんじゃないかな?」と。

    そのため、自身が縁あって洋服ブランドをやることになった際、
    「余分な利益を削り、最初からセール価格で出す」ことを決めたのです。
    しかしその代わり、お金がかかるカッコいい商品カタログの作成や、素敵なパッケージなども作らず、簡易梱包にして省けるところを省いていくことを、
    社長と試算しながら決定していきました。

    指標としたのは、一般的な値付けの方法からはじき出される定価の30%offにあたる価格帯にすること。
    そのため、洋服の価値を知っている方々にはえっ、安い…!となり、話題となりました。
    さらに、今でこそ見本にしていただき、セールを行わないブランドも
    チラホラ出てきましたが、当時はセールをしないことは非常に珍しく、
    その点についても話題となり、内外から大変な心配をされたのです。

    「大丈夫なの…?それで売上とれるの…?」と。

    しかし齊藤は、異業種から来た自分への重しとして、セールをしなければ完売しないような服は作らない。
    という覚悟で服を作ろう。と決め、あくまでも商品に対して適正な価格で、
    お客様にご購入いただくことを「正しい商いの道」と考え、そのスタイルを貫きました。
    万が一売れ残ったら、地方を回って荷車引いてでも、最後の一枚まで自分で売り切ってこよう。
    という気持ちで、洋服というものと向き合い始めたのです。

    それ以降、そのスタイルは多くの支持を集め、以来 公的なセールは一切行わない。
    というのが、STYLE DELIの特徴の一つとなっています。
    理由のあるアウトレット販売や外部フラッシュセールは行うことがありますが、
    数字をとる為の公的な定期セールなどは開催しないのが、
    ブランド哲学を礎(いしずえ)とする基本のスタイルとなっています。
    (※そのため、先週買ったこれ、セール価格になってる!ショック!!…なんてことはなく、いつでも安心してお買い物をしていただけます)

Aoi Saito

会社員からジュエリーデザイナーを経て、2012年に株式会社ネバーセイネバーからのオファーを受けSTYLE DELIを立ち上げる。異業種から来たキャリアならではの視点で斬新な運営手法を次々に打ち出し、業界内外からの注目を常に集める大型店に成長させた立役者として現在も邁進中の42歳。