スタイルデリ創業時の想いから、
オトナ女性のファッションについて。
ブランドプロデューサー齊藤より
6000文字のメッセージ

  • 06

    お客様に
    育てていただいている

    お客様に叱られ、
    それに真摯に向き合う

    私たちは常日頃から、良品質なものを
    適正な価格でお届けできるよう
    努めております。

    ですが、どんなに検品を行なっても、何千枚かに数枚、不良品だったり…状態の良くないものだったり…事故商品だったり…が出てきて、
    一部のお客様に大変なご迷惑をおかけすることが、恥ずかしながらございます。

    そんな時、私たちは本当に悲しい気持ちになります。楽しみに到着をお待ちくださっていたお客様に、満足をお届けできなかった…残念なお気持ちを抱かせる…
    これほど無念なことはありません。

    しかし…商品というものは、所詮は人が作るもの。例えば、一人でおにぎりを明日の朝5時までに1,000個作ってください。
    と言われたら、自分も、大きさを全て揃えるのは難しいし、端っこが崩れることもあるし、
    海苔が部分的に破れていたり、何個かは具を入れ忘れてしまうこともあるでしょう。

    そしてそれを検品する人間がいたとしても、その人がおにぎりの小さなアラを見逃してしまうことも十分に考えられます。
    最後の工程で、具はシャケなのに、800個あたりで目が疲れてかすんで、タラコのシールを貼ってしまうミスもおこり得ます。

    お金を出してそれを買ったお客様からすれば、そんなものに当たってしまって、たまったものではありません。激怒ものです。
    けれど、それが現実…人の作業というものは、AIよりも完璧さを欠いたものであるのが事実です。
    だから私たちにできることは、前もって防げる方法の有無を模索しつつ、その人的ミスの頻度をいかに下げ、精度を上げるか研究していくこと。になります。

    正当化するという意味ではなく、どんなに大きな企業もブランドも、数々の失敗があり、それを乗り越えて、やがての輝かしい地位を掴むものです。
    失敗は勉強そのものであり、それが無ければ成長をすることができません。
    私たちも気の遠くなるような数の失敗を重ね、本日まで歩んでまいりました。
    しかし、本当に誠実に言うならば、決してミスはおこしません。とは言い切れないのが真実です。
    けれど、万が一問題が起こった際には、誠心誠意、心を込めて対応をさせていただきます。

    その失敗により、こんな店で二度と買わない!と決める方もいらっしゃるとは思いますが、どうか…
    もしも、ご自身もお勤めで、日々おこるトラブルの存在を
    ご存知の方でしたら、どうか挽回のチャンスを私どもにいただければと思います…!

    あるいは主婦の方でも、カレーを作ったのに、炊飯器のスイッチを押し忘れてた!ような、自分でも心外な、悔しいミスを思い…
    どうか一度はチャンスをいただければ幸いです…!
    お客様に叱られ、それに真摯に向き合い、許していただくことで、私たちはまた一歩、成長をしていけるのでございます。

Aoi Saito

会社員からジュエリーデザイナーを経て、2012年に株式会社ネバーセイネバーからのオファーを受けSTYLE DELIを立ち上げる。異業種から来たキャリアならではの視点で斬新な運営手法を次々に打ち出し、業界内外からの注目を常に集める大型店に成長させた立役者として現在も邁進中の44歳。